私の大好きな「九份(かうふん)」は、台北からクルマで1時間ほどの山あいにある街。ここではかつて、日本人による金鉱採掘が盛んだったと言われている。そんな九份の街にはスニーカーで行くのがおススメ。狭い路地に急な石段。小さなお店がぎゅうぎゅうにひしめいて、お茶やスイーツ、台湾雑貨が並んでいる。
九份は、映画「千と千尋の神隠し」の世界に入り込んだような気分を味わえる不思議な街。提灯で彩られた夜景は、一瞬にしてこの場所の虜になってしまうほど独特な雰囲気。なんだかちょっぴり懐かしく、世界中の観光客が押し寄せるのも納得。台灣に行くなら、ぜひ訪れて欲しい場所のひとつ。名物のタロイモ団子を食べるのも忘れずに。
この歳になり、新たに夢を抱く
ここ数年、毎年何度も台湾を訪れるようになり、台湾の人、モノにますます魅了され、再び住みたいと強く思うようになった。中国語を習い4年が経ち、日本語教師の学校に通い始めた。この歳になり、新たに夢を抱くとは自分でも驚きだけれど、今できることから挑戦していく。一歩を踏み出すほんの少しの勇気の先には、たくさんの出会いが待っていた。
私を1番応援してくれているのは子供たち。中3になり受験を控えた双子と、一緒に勉強し、夢を語り合う。こんな日が来るなんて夢にも思わなかった。まだまだやりたいことがたくさんある。台湾に住んでいる自分を想像するだけで、ワクワクがとまらない。