STOREHOUSE記 vol.1

  1. column

卸町で2013年から始まったSTOREHOUSE。
始まりは複数店舗が集まったマルシェですが、その実は「イベント」、「冊子」、「Web」のツールを柱に展開するコンテンツプロジェクトです。

始めてから7年。本当に色々なことがありました。
運営の体制も変化してきたし、チラシからタブロイド、冊子へと媒体も移り変わり、イベントの中身も、少しずつ。

そうしてイベントや冊子の製作を行なう中で、本当に様々な方にお会いしてきました。

福山は、古くからの伝統産業や文化の残る街。繊維や鉄鋼、木工などのものづくりも盛んで、そうした産業を中心に栄えてきた街だと思います。

ただ、そういう街だということを、なんとなく知っていても興味がなかったり、知る場所も無ければ発信する場所もなかったり。そんな現状を、もったいないと思う人が沢山いました。

じゃあ、そんな思いを聞く中で、STOREHOUSEにできることは何だろう。

そう考えた時、私たちの運営する「イベント」、「冊子」、「Web」、これらのツールを利用し、この地方の豊かさ、その暮らし、働きかたを、今の時代や現状に合わせ編集し、分かりやすく視覚化することだと考えました。

STOREHOUSEのイベントでは、様々な業種の人が集まります。飲食店や小売店、クリエイターに個人作家、企業など。

普段は交わることのない業界の方同士が、一緒になり、STOREHOUSEの「イベント」というコンテンツを作り上げています。

そうした中で、自然とつながりを広げていく人を今までも見てきました。

運営をする中で言われる言葉があります。

それは、STOREHOUSEは普段交流する機会がない業種や業界の人とも情報交換や交流をすることができるのがいいよね、と。

私たちはSTOREHOUSEを通して、そうした、人と人、人と企業、企業と企業、それぞれが業界を超えてつながる場を作りたい、とそう思っています。

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