豊かに暮らす/お客様とアルゴリズムの家具選び 

  1. column

思い切って、まかせてみようと思ったんです。

 「あれから庭が完成しました。よかったら見に来てください」
 2年前に家具をお届けしたお客様より嬉しいお誘いをいただき、訪問させていただきました。リビングから望めるその庭は、自然を日常的に体感できるとても贅沢なエクステリアに仕上がっていました。

 設計士さんのご紹介でアルゴリズムに初来店くださったお客様。
 「日々庭の自然を楽しむことができ、木造の和モダンな住まいという希望やイメージはあったものの、家具はどんなものを見てもサイズ感など検討がつかず、どれに決めれば良いのか分からずにいました」
 ショールームでアルゴリズムのソファやテーブルなどを一通りご案内した際、ご夫婦お二人とも「いまいちピンとこない…」といった表情をしておられたのを覚えています。
 「購入したソファをはじめて提案されたときには、『こんなの見たこともないし、このサイズで本当に大丈夫なの?』と思いました。でも、そのあとに他のショップを見て回っても、アルゴリズムの家具がひとつの基準になっていたように思います」
 その後、まだ建築中だった現場にお邪魔し、我々も空気感や素材、サイズや仕上げ方などを確認し、最終的なプランをお伝えしました。
 「実際に現場を見てもらってからのプランニングでもありましたし、自分たちの選択では『本当にこれでいいのかな?』という不安もあったので、もう『思い切ってまかせてみようか』と。おまかせして正解でした」

無垢材のダイニングテーブル
 今回はお邪魔させていただいたお礼に、ダイニングテーブルのメンテナンスを実践。天板を研磨し、オイルを染み込ませていきました。
 「子供が食べこぼしたりお絵かきがはみ出したり、やっぱり使っていくうちにどんどん汚れていきます。無垢材のテーブルは触り心地も良く、メンテナンスをすればまた綺麗になるのがうれしいですね」
 無垢材でオイル仕上げのダイニングテーブルは、研磨をすることではみ出したお絵かき跡も目立たなくすることができます。また、付いてしまったシミはオイルで馴染ませて“汚れ”から“深み”へと姿を変えました。

子育てしやすくなるソファ
 ダイニングテーブルと一緒に購入されたのは、奥行きのあるソファ。使用感はいかがでしょうか?
 「ほっと一息つける場所があって良かったと思います。家族に小さな赤ちゃんがいますが、奥行きが深いのでソファで寝かせたり授乳して一緒に横になったり。和室と同じように子供のスペースとしても活用しています」
 最近は小さなお子様がいらっしゃる
方から、「ベビーベッドが要らなくなった」「子供と一緒に腰をかけられる場所があって良かった」などのお声を多くいただきます。
 奥行きが深いソファだからこそ、できることがたくさんあるようです。また、このお客様のソファ生地は撥水加工が施されているタイプ。2年経っても、お子様がお2人いらっしゃっても、目立った染みや汚れは見つけられませんでした。選べるソファカバー生地の中には、このように安心してお使いいただける生地もございます。
 お庭もインテリアも、出来上がってからがスタート。どちらも手入れをされながら、ますますご家族らしさが感じられる心地良い空間に変化していくのだろうと思います。豊かな住まいづくりには、住まう人に必要な家具のサイズ感を知ること、愛着をもって丁寧に、長く付き合っていける製品を選ぶということも、重要な要素のひとつなのだと、わたしたちは考えます。

前原 尚美

まえはらなおみ/ALGORHYTHM

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