高橋源/シェアサロンオーナー

  1. ヒトモノ

仕事と暮らしが交差する場所に。

たかはしげん/Work&Life BASE 風の丘オーナー。1997年生まれ。明治大学文学部在学中。現在は休学し、2019年3月にWork&Life BASE 風の丘オープン。尾道でゲストハウス「波打ち際」を展開。

 福山市東深津町にできた「Work&Life BASE 風の丘」は、明治大学に通う高橋源さんが地元福山で開いたシェアサロンです。現在、大学を休学中の高橋さんが、この場所を起点にどのように地域と関わっていくのか。これからの話を聞いてみました。

―「Work&Life BASE 風の丘」について教えてください。
高橋:シェアサロンとカフェ、コテージなどのレンタルスペースが一体となった施設です。カフェのみの利用もできますし、友達や家族でコテージを借りて集まるような使い方もできます。メインは、美を司る分野に特化したシェアサロン。エステやマッサージなどに必要な、ベッドやテーブルなどをそろえています。女性やママが、少しの時間でもスペースをレンタルでき、サロンとして利用してもらえる場所です。

―なぜシェアサロンを?
高橋:きっかけのひとつに、自分の母親の働き方を見てきたことがあります。父親が早くに他界し、いろいろとやりたいこともあった中、母はそれらを諦めて、ひとりで僕と姉を育ててくれました。女性は、生きていく中でライフスタイルがどんどん変化していくと思います。そういったこともあり、例えば開業や独立したいと思っている人がいても、資金や場所、時間など、体力的にも精神的にも大きな負担を強いられると、何もできなくなってしまう。シェアサロンの原点は、「いつ始めてもいい」「いつ辞めてもいい」サロン。女性が働く際に感じる不自由さを、少しでもなくしたいと考えて始めました。

―なぜ福山で始めたんですか?
高橋:東京でしかできない仕事があると思って上京したのですが、インターネットがあればどこでも働ける時代に、わざわざ東京にいる必要がないなと思って戻って来ました。福山は、都会か田舎かと聞かれるとすごく田舎だと思うんですが、自然もあって、鞆の浦や大黒町、沼隈など、巡ってみるとおもしろいスポットが点在していて、魅力的な要素が多い街だと思っています。全国どこにいてもできるけど、それを福山でやることに意味があると思って、僕の中では福山を選んで戻ってきたという感じです。

―この場所を通じて何をしたいですか?
高橋:僕自身ができることは、すごく限られていると思います。ただ、この場所を始めるにあたって、1000人を幸せにするよりも、「1万人を幸せにできる50人」を幸せにできればと思いました。夢を叶えたいと思っている人と向き合って、その人をサポートして、その先にいる人々の幸せにつながっていけばいいと思っています。
 施設名は、ここから見える風景から名付けたんですが、「Work&Life BASE 風の丘」が、福山の人々にとって仕事と暮らしの拠点となり、交差する場所となるよう、運営していけたらと思います。

―これからどういう場になっていくと思いますか?
高橋:隠れ家のような場所。日常から少し離れて落ち着いていられる場であったり、憩いの場になればと思います。いろんな人にとっての、心の隠れ家のような、そんな場になっていく気がしています。

Work&Life BASE 風の丘
「家であり仕事場でありサードプレイス」。女性が働くシェアサロンや、コテージなどのレンタルスペース、ブックカフェなどがひとつになった複合施設。
住所:福山市東深津町6丁目3-58
TEL:090-4102-2283
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日
FB:Work&Life BASE 風の丘

山崎 小由美

やまさきさゆみ/ALGORHYTHM

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